熊本で英語教室を運営するさおりさん。子育てとの両立に悩みつつ、子どもを連れてチラシを配る自己否定の日々から、家族と応援し合う毎日へ。葛藤の中で働き方を見つけ直し、念願のカナダ留学など夢をひとつずつ叶えていくリアルなストーリーをお届けします。

テヨ さおりさん
英語講師
80名の生徒が在籍する英語教室「Little America Communications」運営。
英語講師向けコンサルティング開催。英語講師コミュニティ主催。
英語講師歴16年、現在までに900名の子供達やその保護者と関わる。
アメリカ×日本のミックスKids2人のバイリンガル子育てに奮闘中。
熊本在住
自己紹介をお願いします
はい。皆さんこんにちは。私は熊本市で英語講師、そして自分の教室を運営しています。
他に英語講師向けのコミュニティと、教室運営のコンサルティングを行っています。
私一人で小学生の子どもたち(生徒たち)を育てています。
この仕事を始めて、英語講師になって16年が過ぎました。そして起業して自分の教室を運営するようになって、今年で11年目になります。
サポートを受ける前はどんなことに悩んでいましたか?
はい。えっと、私がマリさんと出会ったのは、ちょうど下の子を出産したあとで、子育てがものすごく大変な時でした。
上の娘が3歳で、下の子が2歳くらいだったので、本当に時間の使い方だったり、仕事をどうやって効率的に回していこうっていうことばかりを、毎日考えてました。
自分が母親になって、やりたいなって思っていた仕事で起業したんですけど、なかなかうまくいかなくって。
「産休を取って、会社に復帰したほうが良かったんじゃないかな…」って、起業したことを後悔してた時期でもありました。
最初は、会社員として英語講師をしていた時のご縁で、生徒さんが21名ほどいたんですけど、そこから「よし、一人で頑張って教室を大きくしていこう!」って、子育ても仕事もすごく燃えてたはずなんです。
でも、全くやり方がわからなくて、とりあえずアメブロを始めてみたり、近所をベビーカー押しながらポスティングしたりして…。娘の手を引いて、息子を(ベビーカーに)乗せて、手作りのチラシを配って歩いてました。
自分ではすごく頑張ってるつもりだったんですけど、まったく成果が出なくて。八方塞がりで何をやってもうまくいかない時期だったなって思います。
──(溝端:自作チラシを配ろうと思ったのは、会社員時代にそれをやっていたからですか? )
そうですね。会社員の時は自分の足で集客をしていたので、当時は「やれば結果が出る」と信じていました。
マンションなどの集合住宅みたいなところにチラシを撒いたり、三輪車があったらここは子供がいるだろうなっていうお家にピンポイントで配ったりしていました。
実際には、300枚撒いて1人来てくれるかどうか。無料の読み聞かせにちらほら来てくれる方はいても、生徒さん(の入会)にはつながらなくて…。
──(溝端:働き方としてはどんな感じでしたか?)
いま振り返ってみると本当に毎日が苦しくって。下の子は夜泣きがひどかったので、(私も)夜は全く寝れなくて朝まで起きて、もう本当にゾンビみたいなお母さんでした。
余裕がなかったから、家族にも当たってしまって。自分の写真も見たくないくらいの状態でした。
「会社に戻ったほうが良かったかも」「もっと遅いタイミングで起業すればよかったかな」って、自分の決断をたくさん後悔していました。

サポートを受けて、ビジネスや働き方・生き方はどのように変化しましたか?
はい。一番大きかったのは、生徒さんの人数が増えたことです。
教室をスタートした時は21名だったんですけど、マリさんのサポートを受けて行動して、すぐに月30名くらいになって。
そこからまたアドバイスをいただいて、生徒数が50名、そして最終的には80名にまで増えました!
数字で成長を実感できるようになったというのが、すごく大きかったですね。
あと、もともとずっと思っていた「自分の生徒さんを海外に連れていきたい」という夢があって。
生徒数が増えるうちに「私も行ってみたいです」って言ってくれる子が現れて、2023年に4名の生徒さんをカナダに連れて行くことができました!
それが、本当に嬉しくて。自分がずっとやりたかったことが叶った瞬間でした。
さらに、マリさんとのやりとりの中で、英語の先生向けのコミュニティを立ち上げるっていうアイデアも出てきて。
そこから、自分の経験を活かして先生たちに向けたコンサルティングも始めることができました。
教室運営や指導だけじゃなく、新しいビジネスの柱・収入の柱ができたというのもすごく大きな変化です!
働き方の面でも、以前は子育てに疲れて余裕がなくて、家族に優しくできなかったんですけど…生徒が増えて収入が安定してきたことで、時間と心に余裕ができて、家族にも優しくなれるようになったんです。
子どもたちも、私の仕事を理解して応援してくれるようになって。
今では、家族みんなでお互いを応援し合いながら過ごせていることが、すごくありがたいなって感じています。
昔は「1人でも多く生徒さんを集めたい」っていうことしか考えられなかったんですけど、今は、自分の働き方や生き方そのものをどうデザインしていくかっていうところまで、考えられるようになったと思います。

どうしてそれができたのですか?工夫したことはありますか?
最初はポスティングをしていたんですけど、マリさんに「人がいるところに行ったほうがいいですよ」って言われたんです。
それを聞いて、「人がいるところってどこだろう?」って考えたときに、すぐに思い浮かんだのが小学校でした。
それで、小学校の門の前に立って、チラシを配るようにしたんです。
小学校の生徒に直接渡したり、入学式や学校の行事の時などにお母さんたちに直接手渡しする感じで。
それまでは「ポスティングしかない」って思い込んでいたので、効率的に動けるようになったことが大きな変化でした。
あと、集客の導線についても、マリさんにすごくアドバイスをもらって。もともとアメブロやインスタなどは持ってたんですけど、全部が点でバラバラになっていてつながっていなかったんですね。
それをちゃんと線につないで整えることで、すごくお客様が来やすくなったんです。
導線ができたことで、教室に来てくれた生徒さんが他の人を紹介してくれたり、口コミで人が増えたりするようになりました。
それから、時間の使い方もすごく変わりました。以前は追われてばかりだったんですけど、クラスの組み方やスケジュールを見直すことで、ゆとりが生まれてきたんです。
例えば、1クラスに1人とか2人とか、少人数でやっていたんですが、1クラスをまとめていくことで(クラス数が減り)時間にも気持ちにも余裕ができて、より丁寧に生徒さんと向き合えるようになったというのはすごく感じています。
生徒さんのスキルが上がっていったり、保護者の方が喜んでくださったりして、信頼関係もすごく深まったと思います。
もちろん、売上や収入が上がったというのもありますけど、それ以上に、自分の仕事を通して、人生やライフスタイルそのものを考えるようになったというのがすごく大きかったです。

コミュニティに入って良かったことは何ですか?
コミュニティに入ったことで感じたのは、「一人じゃない」っていう安心感ですね。
みなさん女性で、それぞれの分野で活動されていて、業種は違っても、「あ、同じように悩んでるんだな」「頑張ってるんだな」って思えることが何度もありました。
世の中の流れも早いし、発信の仕方とか、アイデアとか、ついていけないなと思う時もあるんですけど、コミュニティがあることで、新しい視点や刺激をもらえるし、「私もやってみようかな」って、自分を振り返るきっかけにもなってます。
サービスを受けてご自身が成長できたことは何ですか?
はい。えっと…自分で「どうしたらいいんだろう?」って考えて、動けるようになったこと、これが一番大きな成長かなと思います。
最初のころは、本当に何をどうしたらいいか分からなかったし、誰かに聞かないと動けなかったんですけど、マリさんがいつも「自分で考える力」を引き出すような問いかけをしてくれて。
それに慣れるまではすごく苦しかったですし、答えが出なくてモヤモヤすることも多かったんですけど、続けていくうちに「こうやって考えていけばいいんだな」って、自分なりの答えが見えてくるようになってきたんです。
あとは、ビジネスのことだけじゃなくて、自分の人生とか働き方そのものを、ちゃんと向き合って考えるようになったことも大きいですね。
前は「とにかく今をなんとかしなきゃ」っていう気持ちでいっぱいだったんですけど、今は、「自分はどうありたいか?」とか「どんな未来を描いていきたいか?」を立ち止まって考える時間が自然と持てるようになった気がします。
それって、やっぱりマリさんとの関わりの中で、自分に問いを持てるようになったからだと思います。

今後の目標を教えてください
いくつかあるんですけど、まずは生徒数をもう少し増やして、100名くらいにしたいなと思っています。
あとは、子どもたちもどんどん成長してきているので、卒業した生徒たちが教室を手伝ってくれるようになったり、関わってくれるような形がつくれたらいいなって。
そういう繋がりがどんどん増えていくことで、教室がもっと活性化すると思うし、今いる子どもたちにとっても良い刺激になると思ってます。
それから、やっぱり海外で活躍できる子どもたちを育てていきたいという想いがあるので、留学や、英語を使って世界で活動する生徒さんが、これからもっと増えていけばいいなと。
それと今は、一緒に活動している英語の先生たちと、EQ(心の知能)を取り入れた英語教材をつくるプロジェクトを進めています。
まだスタートしたばかりなんですけど、これがちゃんと形になって、本当に必要としている先生たちに届けられるようにしていきたいです。
最後に、これはちょっと先の目標なんですけど…自分自身が経験してきたことを、1冊の本にまとめたいと思っていて。
子育てしているお母さんたちとか、英語を通して世界を広げたいと思っている人たちに、自分のストーリーを届けられたらいいなって。
「やりたいこと」が増えている今の自分がいるっていうのが、本当にありがたいなって思っています。

最後にメッセージをお願いします!
私がマリさんのサービスを初めて受けたのは、ちょうど今から7年くらい前でした。
そのときは、一応起業はしていたものの、どうやって仕事の幅を広げていけばいいのか、どうやって収入を安定させていけばいいのか、まったく分からなくて…。
でも、マリさんと出会って、マリさんからいろんな問いかけをもらう中で、「自分で考える」っていうことを初めてちゃんとするようになったんです。
最初は全然答えられなかったし、しっくりこなかったけど、行動していく中で、少しずつ自分の中に「こうかな?」って答えが生まれるようになって。
だから、今「現状がなかなか変わらない…」って悩んでいる方がいらっしゃったら、マリさんは、今のあなたにとって必要な問いやメッセージを必ず届けてくれると思います。
私自身、これまでの人生の中でマリさんに出会えて本当に良かったって心から思っています。
そしてこれからは、自分自身も、誰かにとって「出会えて良かった」と思ってもらえる存在でありたいなと思っています。
仕事や人生と向き合いながら、これからも1日1日を大切に過ごしていきたい。そんな風に思えるようになったのは、マリさんと出会ったからです。
もし迷っている方がいたら、ぜひマリさんのところに飛び込んでみてほしいです。
──(溝端:私も、さおりさんとはもう最初に出会ってから長く、最初の頃を知ってるので、今別人のように成長していかれていて、そのことにすごく感慨深いなと思います。
生徒数を80名まで増やされて、講師向けのコンサルも始められて、カナダ留学というずっとやりたかったことを実現された、そのストーリーをお話ししていただきました。さおりさん、今日はありがとうございました!)
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