ブランディングの意味と手法 〜お客様にあなたの価値を認識していただくために〜

ホテルモントレ神戸の中庭の写真
溝端マリです。
ブランディングの手法で、事業主様の世界観づくりをサポートしています。

企業も、店舗も、ネットショップも、個人事業主でさえも、
ブランディングが必要な時代だと感じています。

ブランディングとは
特定のお客様に、自分の商品・サービスとその価値を認識させる
長期的なマーケティングの一種です。

単に、WEBサイトやブログ、パンフレットや名刺などの販促ツールのイメージを統一するといった、
見ためを整えるだけのものでもありません。

 

言葉の語源は、「burned」という、家畜の脇腹に押す焼印からきています。

つまり、たくさんの中から
「あなた(の商品・サービス)」を見つけてもらうために必要なもの、です。

ブランディングは、ひと昔前まで大企業がおこなうもの、という認識があったかもしれませんが
地方の店舗でも、個人が立ち上げたオリジナル商品でも、一個人であっても
商売するなら、お客様に〈価値を正しく伝えること〉が必要になります。

なぜなら、放っておいてもモノが売れる時代ではなく、
価値を感じて、選んでもらう必要性があるからです。

 

同業者がいくつも存在するのに、自分の商品・サービスが選ばれているとしたら
それは、他とは違う価値を感じてもらえているということであり
意識的はどうかは別として
ブランディングに根ざしたビジネスを行なっていることを意味します。

ここでは、ひとり起業家や事業主にとって必須とも言える、ブランディングの意味と手法についてお話しします。

 

 

 

1、ブランディングで大切な要素は〈コンセプト〉

ビジネスの基本コンセプトは
「誰が・誰に・何を・どうやって」伝えるか、です。

私のサービスは、クライアント様に
この「誰が・誰に・何を・どうやって」伝えるか、を
カチッと固めることから一緒に行なっています。

 

「誰が」

この「誰が」が、自分だとしたら
自分の強み・特徴・魅力は何なのか?
自分は何者なのか?他者とは何が違うのか?
がわかっていないと、伝えることができません。

そして、人は
自分(・自社)のことは見えにくいものなので
第三者によって、違う側面から
自分(自社)の特徴を洗い出すことをオススメしています。

 

 「誰に」

次に「誰に」は、理想のお客様(ペルソナ)。
届けたい人をイメージして
その人のいるとろこに向けて発信する必要があります。
いないところに向けて発信しても、届かないですからね。

届けたい人を絞って、発信することで
時間や経費の無駄を減らすことも可能になります。

例えば、広告を出す・イベントを行う、なども
理想のお客様を意識せずに、広く・大きく行うとすれば
経費も、時間も、労力も、莫大に必要になってしまいますが

理想のお客様(ペルソナ)とつながる可能性のあるところに向けて行えたら
最小限のエネルギーで効率よく、望む結果を得ることが可能になります。

関連記事:お客様の心をぎゅっと掴む!ペルソナ設定の方法と考え方

 

 「何を」

さらに「何を」。これは、自分の商品・サービス。
商品の、強み・特徴・魅力はもちろん、そこにつながるストーリーも、全て含みます。

ストーリーとは、その商品・サービスが生まれた背景や
「なぜ」この商品を売るのか?の「なぜ」の部分も含まれます。
人はその「なぜ」の部分に、〈共感〉や〈信頼〉を感じるから、です。

 

 「どうやって」

最後に「どうやって」伝えるか?
「誰が・誰に・何を」が決まって、
初めて「どうやって」伝えるか?の伝える方法が見えてきます。

伝える人が決まり(誰が
伝えたい相手が決まり(誰に
伝える商品・サービスが決まって(何を
初めて、伝える方法が見えてきます。(どうやって

 

ビジネスを始めた方が
真っ先にしてしまうこと、それが
「どうやったら売れるか」を考えがち。

とりあえず
知ってもらいたい、買ってもらいたい、だから
・イベントに出る
・広告を出す
・交流会で名刺を配る
・HPを作る
など、される方も多いかと思います。

やってみると分かりますが
経費も時間も、とっても大きなエネルギーが必要になるわりに
集客につながらないと感じませんか。

「どうやって」の部分だけを実行しても
伝えたい相手に届かないからです。

 

この「誰が・誰に・何を・どうやって」伝えるか?
全てはバランスが必要で

商品の魅力はいくつもあるかもしれませんが
その一面を強く伝えても
理想のお客様(ペルソナ)がその魅力を必要としていなければ
当然、ひびきません。

 

例えば、
自分の商品の魅力に、「カラダにいい」という魅力と
「見た目が可愛い」という魅力を持ち合わせていたとして

理想のお客様が、20代の若い女性だったなら
「カラダにいい」を伝えてもひびきにくく
「見た目が可愛い」を強く伝えた方が、ひびくかもしれません。

「誰が・誰に・何を・どうやって」伝えるか?
全てはバランス。

ブランディングとは、これらを正しく伝えて行くこと、です。

 

 

2、ブランディング環境を整える

中庭でパソコンを広げている
ブランディングを行う上での大前提として、他者との違いがあることが必要となります。

これはどんなビジネスでもそうだと思いますが
他者(他社)との違いがなければ、あなた(の商品・サービス)が選ばれる理由はなく
価格競争に巻き込まれてしまいます。

 

1、今はまだ存在しない新しい商品・サービスをつくる

まだ誰もやっていなかったサービスを創りだすこと。
一見、とても無理な話しに聞こえますが
インターネットを使ったビジネスにも多くあふれています。

 

2、すでに存在する商品・サービスを、特定のお客様に対し、オリジナルの価値と共に提供する

私がお客様と一緒に行うブランディングは、主にこちらです。

私の住む地域に、カフェ激戦区があります。

新しいお店がオープンしては、あっという間にクローズしてしまうお店もありますが
人気のお店はいつもお客様で賑わっています。

他にはないオリジナルメニュー、
例えば、フルーツが盛られた ふわっふわのかき氷で
特定層にファンを持っていたり

ゆったり・まったりできて
メニューも、スタッフも、空間づくりも統一感のある
心地よい世界観を持ったカフェもあります。

心地よい世界観をつくる秘密・・・

特定のお客様に対し、他にはないオリジナルの価値を届けることで
お客様から選ばれていることがわかります。

それは、見た目や、機能や、価格だけが、選ばれる基準ではありません。

「この人から買いたい」「このお店だから買いたい」「この会社だから買いたい」
といった感情的な価値も含まれています。

 

 

3、ブランディングに大切なことは、一貫性

東京・丸の内のブランド通り
ブランディングにおいて大切なことは、一貫性だと思っています。

この一貫性には
WEBサイトやブログ・SNS、パンフレットやカードなどの印刷物などのツールの他に
あなたの見た目や、立ち振る舞い、人となりも含みます。

信頼や共感を集めたい!と思ったとき、
あなたが「なぜ」この活動をするのか?を伝えることがいずれ必要になります。
そして、その「なぜ」の答えの延長線にある、一貫性が大切です。

例えば、今のビジネスや活動をする理由づけが
「日本の和の文化を大切に、次の世代に繋げたいから」だったとしたとき
立ち振る舞いも、人となりも含め、気をつけることが見えてきます。
あいさつや、お礼、言葉の使い方などもそうかもしれません。

あなたのビジネスにおける、一貫性とは何でしょうか。

 

 

 

4、さいごに:ブランディングに正解はない

私たちのビジネスの多くが

2、すでに存在する商品・サービスを、特定のお客様に対し、オリジナルの価値と共に提供する

ものだと思います。
「誰が・誰に・何を・どうやって」伝えるか?の部分を明確にし
〈納得して〉進んでいただきたいと思っています。

 

〈納得して〉いなければ
そのブランディングが、自分のものにならないから、です。

ビジネスに正解がないように
「誰が・誰に・何を・どうやって」伝えるか?の
全てにおいて、正解はありません。

ですので、ひとつ試して検証、またひとつ試して検証、の繰り返しです。
これをいかに早くやるか。
早くやれば、早く結果がわかるから、ですね。

もちろん、目的・目標に応じて
ゆっくり・じっくり、取り組むことが大切な場合もあります。

 

溝端マリのプロフィール写真

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