自分を知るための質問「なぜ?」 〜ブランディングは本当の〈自分を知る〉ことから〜
やり方やスタンスは違いますが
会社や企業のサポートをしている
メンバーが集まって、熱くビジネストーク。
ミッションや企業理念の話しになって
「やはり理念が大切ですよね」「そこがベースですよね」
と個々に口にしていたら、
グラフィックデザイナーの巨匠・T氏の孫弟子にあたる
デザイナーのAさんが
Aさん:
なんだか、皆さんの話を聞いていたら
自分の仕事は薄っぺらいなって。私自身は、ただ〈人を喜ばせたい〉だけで
理念や、目指す世界とか、特にないんですよね・・・
お客様を喜ばせたい、
それも立派な理念だと思います。
決して、薄っぺらくはないです^^
私:
「〈人を喜ばせたい〉も、すごくいいと思いますよ!
では、なぜ〈人を喜ばせたい〉のでしょうね?」
Aさん:
え・・・
なぜ?ですか
え?
そういうものじゃないんですか?
え?
そこが必要なんですか?
私:
「だって、〈人を喜ばせたい〉と心から思うのなら
そこには理由があるんじゃないかなって。
人を喜ばせたことがない人、または
人に喜ばせてもらったことがない人が
〈人を喜ばせたい〉って思わないと思うんです。」
Aさん:
え?
え?
考えたことなかったです
私:
「大人になってからじゃなくて、もしかしたら子供の頃に
誰かを喜ばせたり、喜ばせてもらった記憶、ありませんか?」
Aさん:
え?(ここから、ながーーーーい沈黙・・・)
うーーーん、、、
もしかしたら
うちの両親は、武蔵野美大出身なんです。
特に父が、すっごく絵が上手で
今でも描いているんですけどね。小学校低学年の頃、大好きなアニメのキャラクラーがいて
それを見た父が、絵を描いてくれたんですよ
そのキャラクターの絵です。その絵が、もう、衝撃的な上手さで
びっくりして、感動したんですよね!!
それが、一番記憶に残っている
人にしてもらって、喜んだ記憶です
私:
「ということは・・・
Aさんは、小学生の頃、お父さんに絵を描いてもらって
すっごく嬉しくて
絵画やアートで、〈人を喜ばせる〉ことができる
ということを知った、ということですよね。
今、Aさんは、デザインで
〈人を喜ばせたい〉と思っていらっしゃる、
全てはそこから繋がっているのかもしれませんね。」
〈人を喜ばせたい〉は、Aさんにとってミッションであり
「なぜ?」と問うことで
誰とも違う、自分だけの理由が出てきます。
薄っぺらい、と思っていたことも
「なぜ?」と問うと、そこに深みが生まれます。
ブランディングのサポートの中で
自分の中から言葉にしていく作業を
していただいていますが
全ての答えは、ご自身の中にあるのですよね^^
「ミッションを言葉にする」は、
ブランディング構築の後で、必要な方にご提供しています。
結局、ブランディング構築とは
〈自分を知る〉ことなのだと思います。
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